MAN→マンチェスター市内 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

ゆがんだかがくしゃのたのしいにっきだよ

そんなわけでマンチェスター国際空港(MAN)につく。
知らない飛行機会社がたくさんいて楽しい。
FlyBeふくめ小さな会社なのだろうけど色とりどり。
知ってる会社はスターアライアンスの「bmi」ぐらいかも。

入国審査は楽だった。待たないし。
それより出発ゲートの混みようがすごいな。
多分セキュリティが原因だけど帰りは大変かも。

ダウンタウンにどうやって出たらいいのかいきなりわからなくなったので、さまよってみたけど。
帰りのKLMのチェックインカウンターもいまいち見つからなかった。
なんというか非メジャー航空会社のハブ空港みたいなのかも。

さて、どうするか。
いきなり到着ロビーで怪しいフランス語「delica de france」なんて店が。
サンドイッチの値段をみてびびる。
だいたい3から4。単位は「£」。ユーロかと思ったよ。
だいたいユーロとポンドって倍ぐらい違うのに!
(注:正確には1.6倍ぐらい)

フィッシュアンドチップスが5ポンド超え。
腹が減っているのかマヨがいいにおいに感じる。
これでビールのみたーい!!しかし高い。
この価格帯が空港価格であることを望む。

とりあえず当初の予定通りタクシーを使ってみようと、運転手に聞いてみる。
「うーんだいたい70」
『は?17ぐらい?』
「70ぐらい」
聞き間違いだろー、いずれにせよそんなに現金もってねえ。
ということでいったん空港内に戻る。
(いま思えばここで乗らなくてよかった、聞き間違いでなければ、変なところに連れていかれるところだった)

聞いてみるとダウンタウンには電車がいいらしい。10ポンドぐらい。
しかし一体どこに向かいどの駅で降りたらいいのか皆目検討つかないので困る。
空港内の案内端末で「Britannia Hotel Manchester」を探すが出てこない。
有名なホテルのはずなのにおかしいな。
そもそも会場のマンチェスターメトロポリタン大学至近だから、選んだのであって。
ピカデリー駅近辺であるのは間違いない。
しかしストリート名で検索してもない。
「Northenden」というところに連れていかれる。
不安かつ不親切きわまりないが、直感で考えると。
これが大阪なら「梅田=大阪」。
パリなら「モンパルナス」とか「北駅」とか複数の場所や名前を指すこともあるだろう。
通称はあてにならないのでこういうときは、ストリートアドレスか地元民情報を信用するしかない。

…というわけで比較的安全そうな空港内にいるうちにPC開いて過去メール検索。
インターネットアクセスもあったけど、T-Mobileで、60min/5GBP, 24h/10GBP,30days/40GBPというお値段。
一瞬24時間を買おうかどうしようか考えたけど、今のところホテルに着くのが優先なのでやめた。

チェアの先生が送ってくれていたメールいわく空港から43番で会場近くまでいけるらしい。
宿も近い住所だったはず(ホテルの情報は、印刷して持ってきそびれた)。
運よくホテルの予約電話番号を嫁に携帯あてに送ってもらっていたので直接確認電話を入れてみる。

情報的にはまったく問題なかったみたい。43番バスで終点まで。
ちなみにタクシーはやっぱり15から20ポンドらしい。
聞き間違いか。
それにしても英語は読めるが全然わからん。
なんというか「中国語は読めるけど、ぜんぜんわからん」というのに似ている。
特に固有名詞とか土地の名前とか、どうしてこういう名前になるのか。
JCDecauxのバス停広告とか。
なんでクッキーの広告で「Did Did Did, Didn't Didn't Didn't」で笑えるのか謎。
(最近フランス語の広告は、かなり笑えるようになってきた)

運転手はインドなまりだし、看板はBusとかCoachとかいろいろ単語があある。
多分長距離バスとかシャトルとかの違いだけど。
フランス語でもautobus, autocar, navetteってあるもんなあ。

バスに乗ろうと思うと「札はダメ、ここに書いてあるでしょ!」と運転手に止められる。
(小銭を持っているのを忘れていて)仕方なく両替して戻ってくると
『バァーイ』と言う感じで運転手が手を振りながら出発している。鬼。
しかたなくジュースでも飲むかって…自動販売機のコカコーラが1ポンド越えているのを見てびびる。

そういえば最後にイギリス来たのって2001年ごろだったなー。
6年も前だと、コインの種類も覚えてない。2ポンドってこんなにでかかったか??
ちょうど500円玉ぐらいの価値があるんだから、まあいいか。
てゆーかコインの種類と形、バリエーション多すぎ。

二階建てバスは終点に到着。
宿「Britannia Hotel Manchester」はあっという間に見つかった。
というか、予想以上にでけえ。
値段のわりにホテル豪勢すぎ。
まあ部屋は普通。イギリスなのにベニョワール(風呂桶)あるし。はじめてみた。
イギリスって普通、シャワー共同だったり、あっても「水道管切っただけ」って感じのシャワーだし、水が出てもお湯がまともに出なかったり…って普通だと思ってたんだけど…。
よく見ると、お湯と水が管の中で混ざるんじゃなくて、外で混ざるタイプ。はじめてみた。
これって蛇口を出たてで触るとめちゃ熱かったり冷たかったりするわけで。
まあ部屋には満足さ。
トイレットペーパーが逆向きに入ってなかったら、星4つぐらいあげてたかも。

ネットはその辺の野良アクセスポイントもあるし、有料のもある。
ホテル所有とおもわれるアクセスポイントは遅いけど無料。よかよか。

とりあえずぽつぽつ発表準備してたら腹減ってくる。
英語も街に出ないと耳を使わないので慣れてこない。
19時ごろ、日が暮れる前に街歩きに出る。
共著のR++先生が泊まってるホテルを確認しようと思ったら、会場も至近だった。
明日は歩けるなあ、朝食も2ポンド代からあるな、英国っぽいやつが。
見ていると中華バイキングの店が多い。中国人の若者も多い。
マンチェスターにはそこそこ大きい中華街があるようだ。
あと、FutureWorksというメディアエデュケーションセンターが市立図書館前に新しくできたみたい。
もちろん日曜の夜なので閉まってたけど。


とりあえず会場確認して(BBCマンチェスター局のすぐ前)、ATMで学会参加費のキャッシュを準備。
狙いをつけていた中華街に行って、比較的安めの店でバイキング。
腹いっぱい食べるとその後の仕事に差し障るので9割程度。
でも北京ダックも食べれたので満足さ。
マンチェスター中華は欧州の中華料理としては、比較的いけるほうだとおもう。
ちょっと辛い、カニとかは食べづらい、とかあるけどボストン並みかそれ以上。
でもたくさん食べないで、部屋で作業するなら、持ち帰りにしても良かったかなあ。
レストランで一人でご馳走食べているのはとてもむなしーぃ気分になる。
隣正面にいる欧州っぽい外人も一人で食べている。
雑談でもしようかと思ったけど、やめた。
てゆーかここに長いこと居ると、中国語のほうが目覚めてしまいそうだ。
店内にはさだまさしの中国語カヴァーとかかかってるしな。

ほかにもいろいろ発見はあったし写真も撮ったけど、また今度。

あ、そうそうホテルの正面に楽器屋があるんだけど、
岩井俊雄のTenorionは売ってなかった。
ちょうど昨日マンチェスターで発売開始記念ライブだったんだよな。