昨日、ついに青焼きが印刷所に入り、校了しました。
以後の間違いは「正誤表」で対応しなければなりません。
印刷された本が出版社に届くのが17日、日本Ruby会議での先行発売も17日、ということで。
あと3日!ほんとうにギリギリの日程だったのですね…。
おつかれさまでした>関係各位
さて、今回の刊行によせて、知人の方々に"推薦の言葉"を頂いております。
当初、オビに使おう、ということで発案されたものだったのですが、
オーム社さんから「これは勿体ない、本文で使いましょう」ということになりました。
Webでの広告などにも使って良い、ということでいただいておりますので、
せっかくなので紹介させていただきます。
以下、出版用データから
【刊行によせて】
先端技術があっと言う間に大衆化する。ゲーム機器がもたらす革命は、家庭での娯楽を一
変させるだけでなく、研究者にとっても新しい時代の到来を意味していた。WiiRemote の
登場で、加速度センサー、高速赤外線センサー、Bluetooth 接続がお茶の間の技術になった
のである。本書には、WiiRemote の安価で頑健で多機能という恩恵をPC でも享受するた
めの試行錯誤が凝縮されている。プログラミングのノウハウはもちろんのこと、エンジニ
アとしての心構えや対話的システム開発のお作法、来たるべき未来への予言まで、本書の
メッセージは多岐にわたる。また、新たな発想による応用例の数々に刺激を受ける読者も
多いことだろう。本書に散りばめられたさまざまなヒントを、ぜひ活かしていただきたい。
─── 東京大学工学部電子情報工学科准教授・
日本VR 学会アート&エンタテインメント研究委員会委員長 苗村 健
メディアアート道はキビシく、メディア芸術の教科書はあいかわらず足りないけど、これ
からは魅惑と誘惑に満ちた禁断の書『WiiRemote プログラミング』がある―プログラミン
グといえば25 年前になぜかFORTRAN でお絵かきを習ったきりですが(笑)。そんな私で
も自信をもってお薦めできます! ユニークでクリエイティブなプログラミングを楽しみ
つつ、WiiRemote から生まれる、賢く可愛くあやしくクールでおバカでオモロい作品を
待っています。
─── 東京都現代美術館学芸員・
SIGGRAPH Asia2008 Art Gallery/E-tech 議長 森山朋絵
この本が読みやすくわかりやすいのにはちゃんと理由がある。白井君は工学部の学生時
代から芸術系の学生に技を教え、コラボレーションし(その成果が第10 章に登場する
Fantastic Phantom Slipper)、さらにそのような場をより広げるために国際学生対抗VR コ
ンテストを支え、フランスでも語学と格闘しながら研究と制作を指導してきた。技術開発
とコンテンツ制作の両方に携わる専門家というだけでなく、技術とアートをつなぐコミュ
ニケーションのプロとして長いキャリアがあり、その底にあるテクノロジーとアートの未
来に対する熱い思いは、本書からも伝わってくる。メディアアートを目指す人たちが、こ
の本を使いこなして作品に新しい領域を開くことを期待している。
─── 早稲田大学文化構想学部教授・
UCLA Art | Sci Center 客員研究員 草原真知子
私の研究分野の1 つであるメディアアートの世界は、WiiRemote などいくつかの新たな
テクノロジーの出現によって新たなステージに入ったと私は思っています。その新たなス
テージとは、やる気とセンスさえあれば世界を振り向かせる力のある作品を作ることがで
きる時代になりつつあるということです。そんな時代に待望の本が出現しました。わかり
やすく書かれた本書で学ぶことによって、これまで見たこともない新しく楽しいインタラ
クティブな作品がたくさん出てくることを私は楽しみにしています! もちろん「デジス
タ」も待っています。ちなみに私も買って学びます!!
───「デジタルスタジアム」ナビゲーター 中谷日出
身体を動かすことは楽しい。身体を使ってコンピュータとインタラクションを行うための
技術は学術分野では古くから注目されていた。このテクノロジーを誰もが安価に利用でき
る形で実現したものがWiiRemote といえる。この本を読み、実践することで、身体的イン
タラクションを使ったあのSF の、あのアニメのシーンを「自らの手」で楽しく実現できる
ようになるに違いない。工学系ワークショップの教科書としても最適。
─── 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授・
コンピュータエンタテインメント協会(CESA)理事 稲見昌彦
本書の冒頭で紹介されている国際学生対抗VR コンテスト(IVRC)は、優れたデバイスの
思いがけない活用によって、新進の参加学生作家がアイデアを非常にストレートに実現で
きる舞台である。本書は、IVRC のような世界の舞台で力強く羽ばたこうとする学生作家
をはじめ、多くのプログラマに向けて、基本的なセンスを含めて開発手法を教示しようと
する貴重な一書である。大勢のIVRC 卒業生が、今や世界最高クラスのVR クリエイターと
して各方面で大活躍し、IVRC は21 世紀的「ものづくり体験」教育システムとして長年歴
史を重ねている。このコミュニティが本書のような良書の発刊を支えたことを喜ぶととも
に、本書の読者が、新たな挑戦者としてスターダムに登場することを期待する。
─── 日本VR 学会評議員・IVRC 実行委員会 副委員長 武田博直
それから、出版には間に合わなかったのですが、
元(株)ナムコ 研究部長 馬場哲治氏からもいただいております。
ゲーム機の発達において、