ルカ名づけ | 王様の耳はロバの耳

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ゆがんだかがくしゃのたのしいにっきだよ

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昨日の夜、病院から突然電話がかかってきて緊張するが、未熟児病棟から小児科病棟に移されたらしい。
理由を聞いてもちゃんと教えてくれない。
たぶん「病床が足らない」、という「理由になってない理由」なんだろうけど、
生後5週間はNICU側からすれば「大きすぎ」だという主張もある。
…が、1ヶ月と1週間で、まだ熱がおさまってない状態なのに小児科はリスク無いか?


ともかく午後一番で病院にいく。
朝から行きたかったが、日曜なのでタクシーか特別なバスしかないので。

小児科のルカは、広い部屋にぽつりと置かれて、
頭に点滴をされて、ウンウンと言いながら眠っていた。
「昨夜も少し熱を出した、でも全然よくなったのよ」といっているが、データーシートと顔色をしっかり見る限りでは、あまりよくなったようには見えない。

そもそも小児科病棟は、ナースコールしないかぎりナースは来ない。
大泣きしている1歳児とかはいるが、それでやっとナースがやってくる。
おむつをあけてみると、真っ赤にかぶれていた。
布おむつならともかく、パンパースでここまでかぶれるなんて…。

夕方のバスが来るまで、Laval市が一望できる高い高い病室で午後を過ごす。
時々うなされているので、マスクをきっちりして、手をしっかり洗って点滴の針が刺さった頭に手を当ててみるが、熱い。検温回数が少ないので、体温計を持ってきて置けばよかったと思う。


ともかく、グルコースと抗生物質(全部入り、というもの…大丈夫か…)の点滴をされているが明日の検査結果がでないとなんともいえない。
おそらく病原体はナルか私が運んできたものなので、ルカが退院してくるまでに、原因を特定して、完治しておかなければ、今度はもっと怖いことになる。


といいつつ自分は家に帰ったら、ちょっと肺が痛くなってきた。
小児科病棟でなにかもらってきたか?…というほど危なそうな子供はたくさんいなかったけれど。
たぶん、酷くなった鼻水がまた気管支にへばりついてきているんだと思う…明日予約を取ったレントゲンの結果次第では、きっちり入院でもして直してもらう予定。


「明日のミーティングと大掃除は出れないかもしれません」というメールを書いて、痛み止めを飲んで早めに寝ることにする。


タイトルに書いた「名づけ」だけど、恥ずかしいことに、この忙しさでいまだに日本国籍を留保するための書類を出していない。
漢字名が決まっていないのだ。

とはいえ、候補になる漢字はいくつか出ていたので、最終選定状態。
ひらがなやカタカナはかわいらしいが、一生かわいらしい年齢ですごすわけでもあるまいし、
そもそも中途半端に漢字で書くと「白いるか」になって、かわいさ満点(!)なので、漢字名は少しでも男らしく日本人らしい名前にしてあげたい。
そんなわけで紙とペンでガシガシと書いていく。


親からすれば名前を与える、という立場かもしれないが、本人は一生この名前と付き合うことになるんだから、いま100回ぐらい書いてもばちはあたるまい。
辞書を片手に、書いているうちに、いい漢字を発見。


嫁が最終確認前に姓名判断サイトで調べてみている。
なかなか歯に衣を着せぬ、おそろしいことを結果に書くサイトで驚く。
ためしに、自分や家族の名前で試してみる。
「…名誉毀損だよ!!」といってやりたいぐらい、うちの一族はそろいもそろって凶運の凶運。
嫁の家族はそろいもそろって、困った人生になるらしい。
しかし嫁は自分の名前だと、悪くないという。旧姓だとさらに運気絶好調。
…ということは結婚して運気下がったのかって話で。
まあこんな一定のルールにだけ基づいて、何のフィードバックもかかっていない、占いなんて何の役に立つんだろうか。
「就職活動の書類選考に使ってます」とかいうのであれば話はともかく、自分の健康とか仕事の行く先が不安になるだけで、時間の無駄もいいところだ。


まあそんなところで、
とりあえず、まだ書類を出し終わっていないので、日本名の発表は次の機会にでも。