ソニーの設計思想をぶち壊すいい例 | 王様の耳はロバの耳

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「PSPかNDSか」
…と買う予算もないくせに本気で悩む私には、PSPとNDSの間にある大きな設計思想の違いが目に付いてしょうがない。

NDSは「新しい遊び」をコンセプトにしているのである。表向き。
はっきり言ってあんな不細工な色やボタン配置はあったもんじゃないと思う。
タッチパネルじゃなかったら、ゲームウォッチ「ドンキーコング」とたいして変わらない。
というか、PDAのほうがよっぽどコンセプトに近いんじゃないだろうか。
まあそんな、当初の不細工さとは別に、任天堂は金持ちの子供にバンバン売って、
ソフトメーカーはインタフェースを生かしたコンテンツをバンバン作るんだろう。
うちの嫁さんなんかは「エレクトロプランクトン」で完全に釣られそうだ。
NDSまで買ってあげても岩井先生の懐にはそんなに入らないだろうけど…すごいよなあ。


そんなことに180度背を向けているのがSCEのPSPだ。
世界中見回して、このゲーム機が「実用上適しているユーザ」というのは
日本とかの通勤が激しいサラリーマン/ウーマンだと思う。
液晶は美麗、MPEGも再生できる、持っていたら格好いいし、
もしかしたら無線LANでインターネットも見れちゃうかも、という感じ。
そもそもデザインのかっこよさと外に持ち出したときのコンフォータブルのようなものがプンプンである。
(スピーカーが良いとかいう評価をしているヒトがあまり目立たないのがかわいそう)


前置きが長くなっちゃったが、こんなサードパーティ製周辺機器は、
ソニーさんもびっくり、なんじゃないかなあ。
http://www.sankei.co.jp/news/050324/kei031.htm

てゆーか、こんなもんつけたら持ち歩けないよ!
てゆーか、こんな収差のでかいレンズつけたら大きくたって意味ないじゃん!
ってゆーか、こんなんつけてどうやってゲームするんじゃい!
しかも17,800円って高すぎないか!?本体込みかと思ったよ!!

と突っ込みどころ満載どころか100%ネタなんじゃないかと思えるものをわざわざ先行予約とかで売ってしまう特集をする産経新聞ってどうなのよ、とあえてメタ突っ込みを入れておきたい。

任天堂のハードにも、いろんなアホ周辺機器が沢山登場したが、
こうやってソニーの設計思想はこうやって破壊されていくのだ。
★もちろんライセンス商品ではありません。